当たり前という最適解(音楽の日のSnow Manのパフォーマンスを見て)
100日以上。
長いようで短くて、短いようで長かった。
8人に慣れたくなくて、過去の9人の動画を何度も見ようと思った。でもいざ見れば、いつ終わるのか分からない彼のお休みがちゃんと終わるのか怖くなってスマホを閉じてしまうことが多かった。
その代わり、CDTVのKISSIN' MY LIPS初披露を狂ったように見た。足りない、足りない、何度見ても足りないけれど、中毒のように見た。パフォーマンスが好きなことが一番の理由だけれど、もしかしたら私はこの違和感をちゃんと感じたかったのかもしれない。本当ならどんな振りなんだろう、見えない彼の姿をずっと探し続けた。
7月18日、音楽の日放送当日。
ひかるくんは、そこにいた。
「どうもっ」
『Snow Manでーす!』
1分弱の番宣用の動画。
久しぶりに見た、動いているSnow Manの9人。何も変わらない"当たり前"の9人だった。みんなテンションが高くて、笑顔で、嬉しそうで、私が大好きなSnow Manだった。
9人でいることが幸せそうに見えて、こちらまで幸せになった。
本番のパフォーマンス。
数ヶ月前の足りなくて固かったD.D.とは違う、柔らかで温かで、それでいて更なる疾走感があった。
ラウールくんのコココの時の表情、いつになく挑発的というか、強さと余裕を感じた。
9人のパフォーマンスから、「俺たち最強だろ?」そう言われているようだった。
中毒のように見続けたKISSIN' MY LIPSの答え合わせの時間は、ひたすらに幸福だった。横一列に並んだSnow Manは強かった。「But those nights are over, you're safe, oh yeah」のところ、ひかるくんと踊る深澤くんがフッと笑ったように見えた。2人の関係性を垣間見た気がした。
ただ、あの日初めて8人を見た時よりも心臓がギュッとならなかった。この感覚は上手く言葉にすることが出来ないのだけれども、「とてもしっくり来た」とでも言おうか。あの日より叫んだけれども、100日以上かかった答え合わせは、まるでずっとそこにあったかのように穏やかにストンとハマった。私が求めていたものを、彼らは全てくれた。
違和感なんていらなかった。しんみりした顔なんて要らなかった。ただ、いつも見ていた"当たり前"のその一歩先を見せて欲しいと思っていた。
最適解は、いつだってSnow Man自身から与えられる。
過去は変わらない。この数ヶ月は美談なんかにはならない。
それでもこの数ヶ月は、この先続くSnow Manの美しい物語の一部なのだと思った。
後ろを振り返る必要なんてないし、この9人なら本当に頂点見せてくれちゃうな。そう確信しながら、私はファンをやっている。
いつも美しい姿を見せてくれてありがとう。Snow Manを知ってから、私の日々は更に色づいた。
これからもひたすら前に突き進むであろう9人の援軍になろうと思う。
そう誓った音楽の日だった。