雪、ときどき嵐

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光り輝く9Guysは伝説のグループになっていく -Snow Man Asia Tour 2D.2D.レポ-



Snow Man Asia Tour 2D.2D.


3月に行く予定だったコンサートは延期になって、結果的に中止になった。無くなったことが悲しくてやるせなくて号泣して、姿の見えないウイルスを恨んだ。でもこればかりはどうしようもない。命より大切なものは無いって分かっているから。


そして、10月22日〜25日。

配信という形ではありながらも、2020年中にデビューコンサートは執り行われた。

でも、生配信になったことで「落選」が無くなったのはすごいことだなと思う。Snow Manは誰も置いていかなかった。大切な大切な時間をファン皆が見れたのって配信だからこそなわけで。


シンプルに、楽しかった。

もちろん直接会えない寂しさや悔しさはあったし、3月に見てみたかったという気持ちもあった。

だけどそれ以上に、"いまのSnow Man"を見られたことに感動した。


全曲オリジナル曲だけで構成されていて、1日3公演やる日もあるとは思えないほど踊り、歌う。ひたすらにかっこよくて輝いていた。最終公演まで、身体や喉がボロボロだろうに全力で踊り歌う姿は美しかった。



彼らの決意を改めて見せつけるようなコンサートだったように思う。



コンサートが始まり、「Make it Hot」でグループ名が書かれたセットに乗って天から降りてくる。挑戦的な9人の表情にゾクゾクした。


「今夜の主役は俺で決まりさ」


「ようこそParadiseへ 誰も邪魔できない Make it Hot tonight  We gonna make you lose your mind 感じようDestiny」


ああ、やっぱりこの曲は9人のライブのスタートにぴったりだと改めて思った。こちとらもう既に正気を失ってるよ。


その後「Cry out」「Party!Party!Party!」で更にボルテージを上げる。

「紹介ラップ」で挨拶。Snow Manのライブが始まったぞ!って感じ。個人的に、翔太くんが目黒くんを紹介する時の「色気!色気!色気!色気!もう色気しか勝たん!」って変えてた回が印象的だった。「〜しか勝たん!」ってSnow Manの中で流行ってるの?ラウールくんもいつぞやの決めゼリフ、「スノしか勝たん!」って言ってた(笑)。

そして次、「D.D.」をここに持ってくるか!と。出だしからぶち上げ。コンサートのタイトルにも入っている曲は早いタイミングから披露された。

衣装を変えて「ひらりと桜」。ラウールくんが前を見据えて堂々とラストに挨拶する姿に胸を打たれた。突然既存グループに入ってセンターを張ることになった彼が、ラスサビ前を1人スポットライトを浴びて歌う曲。たった2年足らずでの彼の成長の大きさに改めて驚愕した。重たい期待をエネルギーに変えて華やかなステージに立つラウールくんが眩しかった。


「Boogie Woogie Baby」でYouTubeにアップされている夏のサマパラ以上に揃った振りを見せる。

「Acrobatic」では一転、わちゃわちゃしてSnow Manの柔軟な魅力をこれでもかと出す。変顔とかするやん。ポール使わない芸、それに対する深澤くんのツッコミは見ていてとても楽しかった。ポールに掴まって移動するときは、9人揃って1列でスタートしたのがSnow Manらしかった。

「ナミダの海を越えて行け」は、花吹雪が舞い散る中で歌う。初出しの部分もあって、とにかく泣きそうだった。


「無理難題な夢をまた見ような」

「雨に打たれ 泥飲んで 踏まれて 花開け!」


Snow Manにピッタリの曲だ。


「Snow World」では大きくペンライトを振る。Snow Manのための歌。私も一緒にペンライトを振って踊った。

そしてその後「Stories」。疾走感溢れる曲で前半戦を終える。ラウールくんと佐久間くんが向き合って歌う熱い箇所は、痛いほど感情が伝わってきて素敵だった。


MCは、とにかくわちゃわちゃで楽しそうで。それスノ発表は私も「えぇー!」って言ったし、ゆさぴょんの登場にめちゃくちゃテンションが上がった。3rdシングル発売決定には震えたし、嬉しかった。お知らせだらけのSnow Man、誇らしかったな。


「KISSIN’ MY LIPS」で後半戦がスタート。ここで衣装替えがあったのだけれど、赤い手袋がエロティックで良かった。康二くんのベレー帽は天才。佐久間くんの腰に付いた布が舞うのが綺麗。何度もテレビ番組で見ているけれど、毎回パフォーマンスが違うところがSnow Manの魅力だと思う。振り付けの余白を上手く使って魅せられる9人が好きだ。

「終わらないMemories」でしっとりとまとめたかと思えば「Don't Hold Back」で、(心配になるくらいめっちゃ揺れる)移動式ステージの上で華やかに踊る。

「ファンターナモーレ」はまさかのスタンドマイク。マイクで遊ぶ深澤くんとラウールくん、ひかるくんと佐久間くんが微笑ましかった。最後のチュッてところのラウールくんはカッコよくてときめいた。ラウちゃんがどんどん成長しちゃう…と謎の親心のような感情が発生する事態。

「ZIG ZAG LOVE」では舘様の煽りがカッコよかったし、Snow Manの歴史に思いを馳せた。

その後「君の彼氏になりたい。」、佐久間担の私は狂喜乱舞である。サビどセンターなんて、夢かと思った。佐久間くんかっこいい…以外の全語彙力を失った。そしてこれまでもコレオグラファー岩本照さんに全信頼を置いていたが、やはり今回も期待値以上の作品を見せてくれた。キャッチーで繊細なひかるくんの振り付けが大好きだ。

「Lock on!」では突然謎のハートが登場し、客席に座ったSnow Manが撫でていた。あれ何?わかんないけど可愛かった。そして客席に降りて備え付けの椅子を使ったパフォーマンス。ラスサビ前に阿部くんと翔太くんで佐久間くんを奪い合うという謎ドラマが繰り広げられてヲタクはパニックパニック。なんか途中の公演から深澤くんも参加してたし。Lock onしてる?のところでメンバーに抱えられて「にゃー」と言った1公演目のラウールくん、保護!…お気づきの通り、私はここら辺で興奮しまくっていたのでレポのテンションがおかしい。

「Vanishing Over」では、合成によってメンバーが入れ替わり現れるという絶妙なジャニーズのトンチキ感。さすが滝沢くん。出だし、ゆり組2人だけが映ってるからドキッとした。

ダンスゾーンでは伸び伸びとセットを用いて踊る。

「Crazy F-R-E-S-H Beat」はクールでありながら熱さを秘めた彼らのダンスで魅了する。

「IX Guys Snow Man」は画面に曲名が表記された瞬間「えっ」と驚き、「IX Guys〜」と歌った瞬間「うわ〜〜〜〜〜!」と叫んだ。光り輝く9guysだ。パルクールを見せ、ひかるくんと舘様はセットを使っての壁宙。康二くんが側転をしていたのが印象的だった。アクロバットしてる姿が見れて嬉しかった。

そして「D.D.」を全員で横アリを1周移動しながら再度歌う。「みんなが大きくしてくれた曲」っていうラウールくんの言葉になきそうになった。

最初の方の公演は、ラストが「朝焼けの花」だった。メンバーそれぞれの挨拶の後、この曲のサビを歌う形。ただ、途中から無くなって、その分たくさん話が出来るようになったみたいでどちらも良かった。



当初コンサートを開催予定だった3月とはSnow Manを取り巻く環境は変わった。

D.D.はミリオンを突破し、セカンドシングルはミリオン目前で、不二家のCMキャラクターになり、ライブではそれスノ地上波特番第2弾(しかも元日)まで決まった。個人でのお仕事も沢山増えて、雑誌の表紙やレギュラー、ドラマや映画も。

デビューして1年も経っていないのに、もう既にSnow Manが勝ち取ったお仕事がたくさんある。

「今勢いのある」とか「急上昇中の」と紹介されることがファンながらとても喜ばしい。


「伝説のグループになります」


阿部くんはコンサートの挨拶でそう言った。

メンバー全員に驕りや慢心は一切無く、見据える先は国民的アイドルであり世界進出する伝説のグループという壮大なもの。

もっと上を、と全力で肩を組んで突き進むSnow Manが好きだと思った。


「生きていてくれてありがとう」と佐久間くんは言った。ファンへそうやって必死に想いを伝えてくれることがとっても嬉しかった。


メンバーみんな、皆が口を揃えて「ありがとう」って言っていた。


個人的に、Snow Manが支持される理由は、単にかっこいいからとか流行ってるからとかそういうものだけじゃないと思っている。きっと、彼らの真面目な姿勢だったり固い絆だったりと、内面まで引っ括めたところにあるんじゃないかなと。

いつだって高みを目指して目標を口にする。「9」という数字を大切に大切にする。

周りへの感謝を決して忘れない。

日に日に洗練されていく高度なパフォーマンスや、たった1年でのバラエティの吸収力を見れば、「伝説のグループ」になるのは口だけの夢物語ではなく本当に叶うと思えてくる。


「応援したい」と思わせる力を生み出しているのは、紛れもなく彼らの姿勢によるものだ。

人間の購買活動は、そんなに単純じゃない。「買ってください」とだけ言われてやすやすと買うような人間はそんなにいない。彼らの作品を手に取りたくなったり、番組を見たくなるのは彼らの生み出す力だ。


Snow Manは絶対に大きなグループになる。まだ未熟なところはあるかもしれない。それでも、彼らのまっすぐで全力な姿があればきっと大丈夫だと思えるのだ。たった1年でたくさんファンを増やしたSnow Manは、人の心の浅いところに触れて結果を掴んだわけじゃない。深部で魅了したからだ。小さな積み重ねを大切に育ててきたからだ。


今回1つ印象的だったのが、ラウールくんが高く手を伸ばして何かを掴むような振りを何度かやっていたこと。D.D.にもあるように、「頂上(てっぺん)」を本気で獲りに行く覚悟が現れている気がしてゾクゾクした。


9人でまだ見ぬ頂上へと駆け抜けて欲しい。どんな壁だってぶち壊して欲しい。私はずっとずっと応援しているから。援軍になるから。


これからの彼らがもっと楽しみになる、そんなデビューコンサートだった。


Snow Manは最高で最強のグループだよ。

愛してる。ありがとう。


次は会場で、直接この目に9人の姿を焼き付けられますように。